私が試した動力性能
●加速
加速性能はなかなか良いです。
私の実験では、停止状態から時速100Km/hに至るまでの時間は、
11秒程度だったように思います。このタイムは下手な1.6スポーテ
ィカーを充分カモれるタイムだと思います。
エンジンのトルクがフラットなのと、車重が異常に軽いことが貢献し
ているようです。
●最高時速
前述しましたが、最高速度は時速163Km/hでした。
これは東名自動車道で、4速フルスロットルで記録しました。5速で
はトルクと空気抵抗?の関係上、150Km/h位しか伸びませんでし
た。もっともっとトルクがあれば、それこそ5速ギアでもグイグイに加
速するでしょうけれど。
●燃費
燃費は私のカルタスで一番自慢したい点です。
なんとなんと、東北地方へドライブに行ったときに夜中の国道を70
Km/h位のペースで走っていたら、27Km/lを記録しました。
この記録は未だに自分でも破れませんし、友人のどの車でも破れない
ようです。はっきりいって、軽自動車よりもバイクよりもいいのではな
いでしょうか?。それこそ、低燃費仕様車にだって勝負できます。
普段の町乗りや、ちょっとしたドライブなどでも16〜18Km/l
は走り、ちょっと頑張れば、20Km/l程度は軽くいきます。これだ
け良く走る車は他には存在しないのではないでしょうか??
●筑波サーキット
そうです。あの筑波サーキットに行ったのです。平成5年6月22日
(火)のことです。その日は大変暑く、車にとっては大変な悪条件下で
の走行となりました。
私はグローブとヘルメットを身につけて、カルタスで懸命に走りまし
た。一緒に走った車は、スカイラインGT−RやRX−7のようなハイ
パワー車ばかりでした。
走行中、徐々に水温が上昇し、ついには一番H(エッチじゃなくて
Hot)の位置まで水温計が移動してしまいました。それに気がついた
ときには、エンジンから異音が生じており、ピットに戻ってエンジンを
覗いたら、な、なんと!!クランクシャフトのプーリーが大きく振動し
ていました。そのとき感じたのは、クランクシャフトが歪んでしまった
か?ということでした。
しかし、カルタスは頑張って走ってくれました。もちろんハイパワー
車にはとうていかないませんでしたが、それでもヘアピンでターボ車を
追い越したときは、最高の気分でした。
走行中に撮影したビデオを見て計測した、最高ラップタイムは
1分26秒でした。このタイムが速いのか遅いのかよく分かりませんが
私は充分満足できる結果だと信じています。